レントゲンの原理で、溶接部や構造物の内部を可視化
放射線透過試験とは
放射線透過試験(RT:Radiographic Testing)とは、試験体に放射線(X 線またはγ線)を透過させ、内部の状態をフィルムに記録する非破壊検査です。
ほぼ全ての固体(金属・非金属)に適用でき、組み立てた製品にも適用可能です。
弊社は形状の複雑な鋳鋼品や溶接部の専用照射室による持ち込み検査など多くの実績を有します。
また、ご要望により「デジタルラジオグラフィ(DRT)検査」にも対応しており、フィルムに変わる撮影データ画像のご提供が可能です。
X線透過検査
可搬型X線装置とフィルム・増感紙の組合せで鋼では80mm、コンクリートでは400mmの厚さの撮影ができます。
PCケーブル下に空隙がみられる
X 線透過検査の主な用途
- 溶接内部検査
- 鍛造品・鋳造品内部検査
- 電力ケーブルの保守検査
- コンクリート内部の探査・調査
電力ケーブルの保守検査
γ線透過検査
γ(ガンマ)線は形状の複雑な鋳鋼品やボイラー管内部の腐蝕度調査などに利用されています。
弊社は専用照射室による持込検査など多くの実績を有しています。
γ線透過検査の主な用途
- バルブなどの鋳物の内部検査
- その他素材の内部検査
各種対応
- 持ち込み検査対応
- 短納期対応
- JSME 全面撮影など実績あり
- JIS・ASME 規格対応可能
専用照射室について
弊社では、まだまだメリットの高いイリジウムγ線をさらに活用するよう、本社1階に専用照射室を備えております。
また、此花区にある協力工場で常時持ち込み検査を行なっております(大検の技術者が撮影)。照射室2部屋、イリジウム、コバルトが各2つあります。
詳しくはお問合せください。
デジタル放射線透過試験 DRT (CR)の活用
弊社では、従来のフィルムに代わる IP(イメージングプレート)の媒体を使ってコンクリート構造物や配管・鋳鋼品等の内部構造・状態を DRT(デジタル・ラジオグラフィーテスト)を利用した方法を積極的に活用しています。フィルムに代わり撮影データ画像のご提供が可能となります。
撮影事例
本機による検査の特徴
- 専用ソフトによる解析・測定
- 濃度補正が可能
- 板厚差の大きな対象物を短時間・1回の撮影で検査が可能
⇒ 検査時間の短縮 - 画像による分かりやすい報告が可能
PDF カタログ
放射線透過試験(RT)のご案内
デジタルラジオグラフィ(DRT)検査のご案内